ミニマリストのように寝袋で5日間寝てみた結果

ネタ

「高級マットレスでもコンクリートでも睡眠の質は同じ」

ミニマリストしぶさんの影響だと思いますが、ミニマリスト界隈では割と有名な言葉。

これは、1960年代にウィリアム・デメント教授がアメリカのマットレスメーカーの依頼を受けてやった研究の結果です。

ハイテク高級マットレスでも、普通のマットレスでも、コンクリートの床でも睡眠の質には全く差がなかったという驚きのデータが出されました。

実際に、床に寝る有名人もいるみたいなのです。

持田香織さん・・・畳に寝袋を敷いて寝る

嵐の大野くん・・・ソファか床に寝る(固いところじゃないとダメ)

落合陽一さん・・・床で寝る

加藤諒さん・・・床で寝る(掛け布団はバスタオル)

落合陽一さんは万年寝不足みたいなので、体が心配ですが…。

ひょんなことから、室内寝袋生活をした結果をお話していきます。

寝袋生活は5日で断念

5日で断念した理由は、朝起きた時に腰の痛みが酷かったこと

腰痛持ちではないのに、起きたら腰痛という謎の状況になっていましたw

そもそもの寝袋生活の始まりは、猫が1匹増えたこと。

とってもわかりにくいですが、赤丸の猫が増えたことによって僕の寝る場所も移動しました

そして、布団を引っ張り出してくるのがめんどくさかったのと、家にたまたま寝袋があったので畳+寝袋生活が始まりました。

外は氷点下。

1日目は2階に使われずにしまってあったコタツを出して、寝袋で足の部分はコタツに突っ込んで寝ました。

さすがに寒すぎて、2日目は寝袋からくるまるタイプの毛布+掛け毛布+着る毛布。

始めは「少し背中が痛むかな?」程度で、「楽勝じゃん!」と思っていました。

しかし、3日目の朝くらいから朝起きた時に腰が痛い…。

起きてしばらくすると、なんともないので気にせずにいました。

起きた時に仰向けの状態で、胸からお腹にかけて猫が乗っているせいで、「負荷がかかっているせいだろう」と思っていました。

しかし、4日目の朝も5日目の朝も腰が痛い…。

猫と一緒に寝るのは好きだけど、さすがに毎朝「腰が痛い」から始まるのは勘弁と思って、押し入れにあった敷布団を導入しました。

導入してみると、布団の重要性を再認識しましたねw

別に何かこだわったわけでもない、なんてことない敷布団なんですが。

「高級マットレスでもコンクリートでも睡眠の質は同じ」という言葉の裏に隠されている罠

冒頭の「高級マットレスでもコンクリートでも睡眠の質は同じ」というやつ。

これにはちょっと裏がありまして….。

ここで言う睡眠の質は、睡眠の長さと持続性の結果です。

だから、起きた時の身体の状態は関係ないということ。

マットレスでも床でも、一度も起きずに同じ時間眠れば睡眠の質は同じという結論が出るんです。

確かに、僕も背中や腰が痛くて夜中起きたことはなかったので、持続して6~7時間寝ていたことになります。

ということは、睡眠の長さと持続性においては、何の問題もないということになります。

だから、有名な人が「高級マットレスでもコンクリートでも睡眠の質は同じ」と言っているというだけで、熟睡度や体への負担も含めた総合的な睡眠の質が同じかというと、実際そうでもないのです。

床で寝ても問題ない人もいる

床で寝る系のミニマリストの中にはこんなことを言う人もいます。

「原始人は床で寝ていたから、布団で寝る方が不自然」

僕らは原始人ではありません。

原始人は現代人より筋肉量が多かったり、わらを敷いて寝ていたという説もあります。

結局その人が行っていたのは、結局は慣れだと。

硬い床の上で寝ることに慣れさせればいいだけです。硬い床で寝ることにいかに体を慣れさせるかが最大のポイントなのです。

引用:【入門】ミニマリストが寝袋睡眠を徹底解説【1年以上実践してます】

「高級マットレスでもコンクリートでも睡眠の質は同じ」

こういったウィリアム・デメント教授も、自身の実験に偏りがあったことを認めています。

手がかりは、被験者が大学生だったことだ。しかも時期は最終試験が終わったばかりの春休みで、学生たちは睡眠不足が最高潮に達していた。若い彼らは、どこだろうとぐっすり眠れる状態だったのだ。もし被験者が中年で、睡眠負債がもっと少なかったら、全く違う結果が出ただろう。

引用:ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?/ウィリアム・デメント

結論:布団で寝よう

結論は簡単です。

布団で寝よう。

常識や当たり前を一度疑ってみるのも大事です。

小さいころから当たり前にやっているけど、よくよく理由を考えたら「なんでなんだろう?」とか、「こっちの方がホントは良くない?」みたいなこともあります。

一度無くしてみると、その重要性を再認識したり、逆に無くしてみたけど何も問題なかったというパターンもあります。

無くても困らないものって結構ありましたが、布団は必要ですね。

布団じゃなくても、何らかの柔らか素材が。

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