将来の夢も人より秀でた才能もないけど、いずれ何者かになりたい。
好きでもない仕事に何十年と時間を費やして働き続ける。
そんな自分の周りにいる大人たちみたいにはなりたくない。
パッとしない大人や疲れたおじさんにはなりたくない。
なんとなくで就職して具体的な夢も才能もなかった僕が、新卒の頃思っていたことです。
天才ではないと分かりつつ、せめて頭が良いと思いたい、自分には何らかの無限の可能性があるはずだと信じたい。
そんな強い思いだけでネットワークビジネスを始め、いろんな副業を始めては挫折するという繰り返しでした。残ったのは必死にかき集めたノウハウだけ。
何をやっても中途半端…やっぱ自分には無理なのかな…
自分が嫌いで嫌いでたまりませんでした。
そんな僕が、凡人なりに人生が上向きになったきっかけは発想の転換でした。
何者でもない自分の現実を直視して、諦めつつ自分を磨く方向にシフトしました。
諦めたというのは、自分の可能性を全て否定したわけではありません。
希望的観測じゃなくて、地に足着けて地道に実力をつけようという事にしました。
凡人が天才の生き方をマネしてはいけない理由
まず、天才に勝とうとしない事です。
『脳は、なぜあなたをだますのか』によると、天才と凡人は生まれつきの脳の容量に違いがあるんです。
積んでいるエンジンが違うんです。
向こうはベンツでこちらは軽自動車なのに、ゼロヨンの勝負を挑むようなものです。
ビジネスに弱者の戦略として『ランチェスター戦略』というのがあります。
世の中の9割以上は中小企業です。
中小企業が大企業と同じ戦略で真っ向から戦っても勝てないのは火を見るよりも明らかだと思いませんか?
野村克也氏も弱者の戦略推しなように弱者には弱者の、凡人には凡人の戦い方があるんです。
野村さんは、自分をテスト入団で一度クビになりかけた凡人だという自覚があったから、データを活用したり相手の心理を読んだりしてプロの厳しい世界で生き抜いてこられたのだとおっしゃっていました。
凡人であることを認める
諦めつつ自分磨きをするためにはまず、自分が凡人であることを認めなくてはいけません。
プライドを捨て、正しく自分を認識するところがスタート地点です。
僕は「せめて秀才枠に入りたい」とか、「頭が悪いと思われたくない」とかプライドが邪魔して、なかなか認められませんでした。
ですが、僕が25歳の頃、大学在学中にすでに月200~300万円稼ぐ猛者に出会ったりして、年下の実力者に出会ったことでプライドは僕にとって不要なものになりました。
認めたくはないでしょうが、ここまで何かでトップクラスの成績を収めたことがないなら、認めざるを得ないと思います。
それはあなたの自由ですが、プライドを捨てずに、幻想を抱きながら生きても苦しいだけです。
現実を直視せず、「ホントは出来るはずだ」「タイミングが悪かっただけだ」と言い訳している方が見苦しいと思いませんか?
まずは、受け入れることがスタートです。
凡人であることは、絶望ではありません。
むしろ希望です。
凡人が自分を「天才かも…」と自信過剰になる方が問題です。
現実逃避しているとも言えます。
現実逃避した方が、「もし○○だったら」という可能性の中に生きられて、言い訳できるので精神的にはラクなんです。
でもそれじゃこれからの現実は何一つ変わらないんですね。
凡人だから勉強する
日本の学力のトップオブトップの東大に行くような人たちは、努力の天才なのかもしれません。
1日14時間とか勉強しても平気なんですからw
そんな人たちに15分ほどしか集中できない人間が太刀打ちできるわけがないんです。
日本の社会人の1日の平均勉強時間は6分だそうです。
社会人になったらほとんどの人は勉強しなくなるんです。
つまり、1日6分以上勉強すればその他大勢の凡人を抜け出せるんです。
僕は毎日6分以上は読書をしたり、YouTubeの本要約動画を車の中で聞き流したりしています。
今は無料の動画コンテンツも充実しているので、学ぼうと思えばいくらでも知識は吸収できるんです。
凡人だからと勉強しないでいると、だんだん落ちぶれていくだけです。
僕の身内の1人のおじさんが、「今は親の威厳が保てなくなった」と言っていました。
その人曰く、「インターネットやスマホなど自分が若い頃には無かったものが次々と出てきて、自分たちが子供に教えるより、自分たちが教えてもらわなきゃいけないから」らしいです。
時間は僕たちの意志と関係なく流れているので、自分たちが成長していないと時代に置いていかれるんです。
時代に置いていかれた人たちの決まり文句が「あの頃はよかった…」なのでしょう。
凡人が一発逆転を狙ってはいけません。
一発逆転を狙う人は、詐欺師のカモです。
人生は長いんです。
結果を求めすぎると、挫折しやすくなります。
僕はそれで様々な副業や教材に手を出してはやめて、お金をムダにしてきました。
凡人は、己を知って長期的にゆるやかな右肩上がり狙いでいいんです。
凡人は小さな山の頂上を目指せばいい
「お山の大将にならなくていい。小山(こやま)の大将を目指せ。」
ある実業家から言われた言葉で印象に残っている言葉です。
日本なら総理大臣。
学校なら生徒会長。
クラスの委員長。
グループのリーダーや重要人物。
どんな小さな場所でも、欠かせない存在とか使えるやつと思われるポジションは存在価値があります。
エースや4番だけで野球ができるわけじゃないし、強豪校で補欠なら普通の公立校で中心選手の方がやりがいを持ってプレーできるかもしれません。
ちなみに僕は専門学生時代、2軍の主力でしたw
ブログでも50万PVとか100万PVとかどでかい目標を掲げなくていいんです。
Twitterでも、いきなり1万フォロワーとか狙わなくていいんです。
登山初心者なのに、いきなり富士山に登ろうとして挫折してしまい、「俺は何やっても中途半端だ」と落ち込んでいる人がいたらどう思いますか?
まずはほぼ確実に上れるだろう山を登って、次にもう少し標高の高い山、次はさらに…と、ちょっとずつ前進していった方が最終的な富士山登頂が見えてきませんか?
僕自身もそうだったし、僕が今まで見てきた多くの人は、自分が天才であるかのように目標を高く掲げては出来なくて凹むみたいなサイクルを繰り返しています。
凡人である僕は、失敗しても「ま、そうだよね。どうすれば上手くいくかな~」と次の方法を模索します。
まずは今のデカすぎる目標を小さく区切って、小さな目標をクリアしていきましょう!
凡人の生き方のまとめ
天才か凡人かは生まれつきの脳みその容量で決まっていますし、IQも遺伝するという話もあります。
凡人は凡人であることを諦めつつ自分を磨く方向にシフトした方がずっと凡人であることを認められずに苦しい思いをするより良いと思います。
凡人であることを認め、1日6分以上の勉強を続けていれば凡人の上位層に行けます。
今はYouTubeでも無料で学べます。
12分の音声を2倍速で聞けば6分で聞けます。
smasurfというGooglechromeの拡張機能を使えば4倍速まで出来ます。
効率化すれば少ない時間でも結構学べるものです。
運転中にYouTubeの動画を聞き流して勉強した気分になるだけでも大丈夫。
本なら1日1ページとか、動画なら1本聞き流すとかいきなり高いハードルを設定せずに軽い気持ちで始めてみれば良いと思います。
ほとんどの社会人が学校を卒業したら学ばなくなるので、差をつけるのは簡単です。
社会人の平均勉強時間6分も、勉強する人少数の人達で平均を押し上げて6分なんだと思います。
6分だけ勉強するってむずくないですか?w
まあ、気づいた頃には勉強しない人達と圧倒的な差が開いているはずなんで、少し先の未来の自分に少しだけ期待してみて良いと思いますよ。
過度な期待は禁物ですがw
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