「目的」「目標」「手段」の違いを理解すると、問題解決が見えてくる

考え方

最近ダイエットを始めて1ヶ月くらいで、5~6kg減量できました。

まだまだダイエット継続中なんですが、ふと自分はなぜ痩せたいのか、ダイエットしたいのかがわからなくなりました。

あなたは「目的」「目標」「手段」をしっかり分けて考えていますか?

ダイエットは、目的・目標・手段のどれに当てはまるかわかりますか?

問題を解決したり、何かを達成したい時、目的と目標と手段をしっかりと理解して行動することが大切です

先に結論を言うと、目的は結果で、目標は目印手段は方法です。

ダイエットを例に挙げると、こんな感じになります。

・目的→痩せて理想の体型を手に入れる、細マッチョになる

・目標→体重60kg、1ヶ月で2kg落とす

・手段→毎日筋トレする、肉より魚を食べる

これだけだと違いがよくわからないかもしれないので、それぞれ解説していきます。

目的とは?

【目的とは】

成し遂げようとすることがら。

行為の目指すところ。

引用:Wikipedia

得ようとして狙う対象。

到達したい状態として意図し、行動を方向づけるもの。

引用:Oxford Languagesの定義

目的とは、最終的に目指す地点のことです

先にあげた例では、目的は「理想の体型を手に入れる」としました。

人によって痩せる目的は、モテることかもしれませんし、毎日鏡を見てうっとりすることかもしれません。

目的とは、「最終的にそれを達成してどうなりたいか?」ということです。

目標とは?

目印。めあて。ねらい。まと。

引用:Oxford Languagesの定義

目標とは、目的に向かうために迷わないための指標であり、目印です

ダイエットの目的が、「理想の体型を手に入れること」だとすれば、「自分にとって理想の体型とは?」と自分に尋ねれば、目標が見えてきます。

目標設定のコツとして、数字で具体的に設定した方が達成しやすくなります

ぼんやりと「痩せる」という目標だと、2kgでいいのか、5kgなのかがぼんやりしてしまいます。

その結果、達成されているのかどうかわからなくなり、途中でやめてしまう原因になってしまいます。

手段とは?

【手段とは】

目的を達するために、その途上で使う方法。てだて。

引用:Oxford Languagesの定義

手段とは、目的を達成するための方法です

だから、目的によって、手段も変わるということです。

目的が「細マッチョになる」だったら、手段は「筋トレする」で構いません。

目的が「痩せてモテるようになる」だったら、手段は「筋トレする」+「モテる会話を学ぶ」ことかもしれません。

目的によって、手段は増えたり減ったりします。

目的が「痩せること」なら、手段は無数に存在します。

☑️食べる量を減らす

☑️運動量を増やす

☑️食事回数を減らす

☑️和食中心にする

☑️糖質制限

痩せることだけが目的なら、摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やす方法をとればいいわけです。

「痩せる+モテる」が目的なら、女性が喜ぶコミュニケーションの方法を知る必要も出てきます。

目的・目標・手段の違いがなんとなく理解できたでしょうか?

何か達成したい、解決したいことがあるとすれば、目的・目標・手段の3つを明確にしていきましょう

「自分にはどんな目的があるのか?」

「その目的を、達成するために何をクリアしなければいけないのか?」←これが目標

「目標をクリアするために、どんな方法があるか?」

僕も含め、人間はすぐ忘れてしまう生き物なので、紙に書くか、スマホのメモに残しておきましょう

なぜ目的・目標・手段を明確にしなければいけないのか?

それは、辛くなったり不安になったりすると、目的を見失ってしまうからです。

もう一つの理由としては、目的と手段が入れ替わってしまうことがあるからです

「細マッチョになる」という目的があって、毎日筋トレをしていたとします。

しかし、いつの間にか、毎日筋トレすることが憂うつになることがあると思います。

「今日も筋トレサボっちゃった…」

「毎日の筋トレってダルいな…」

筋トレが辛くなって、目的を見失ってしまうと、筋トレそのものをやめてしまいかねません。

しかし、「細マッチョになる」という目的がはっきりしていれば、どうでしょう?

毎日がつらったら、1日おきにするとか、回数を減らして毎日5分でも続けられるようにするとか、手段を変更できるわけです。

最終的に、細マッチョになればいいわけで。

意気込んでジムに通ってみたけど、ジムに行くのがめんどくさくなってしまったなら、自宅でできる筋トレでいいわけです。

目的さえ見失わなければ、目標と手段はその都度見直せばいいんです

最終的な目的を達成するための目印が目標であって、その方法論が手段です

選んだ手段がうまくいかない場合は、修正・改善すればいいだけの話です。

目的そのものを見失ってしまうと、全てを放棄して、残るのは自己嫌悪だけです。

目的は最終地点だということを忘れないでください

始めに設定した目標が、高すぎることもあります。

その時は、適切なところまで目標を下げてもいいんです

目標を下げたことによって、うまくいけば3ヶ月で目的達成できたかもしれませんが、それが6ヶ月とか1年になります。

当初より時間は少しかかったとしても、目的が達成された方がよくないですか?

目的・目標・手段のまとめ

それでは、最後におさらいです。

目的・目標・手段の違い

・目的→最終到達地点

・目標→目的までの目印、通過点

・手段→目的を達成するための方法

・3つを明確にすると、目的を達成しやすくなる

・目的達成のために、目標や手段は変えていい(修正や改善)

冒頭の質問も、目的を失っている状態と言えます。

5~6kg減量という結果は出ているのに、きっと満足感がないんだと思います。

目的がはっきりしないと、「何のためにやっているんだろう?」と迷走してしまいます。

優先順位としては、目的→目標→手段の順番です。

まずは、目的をハッキリとさせることが大切です。

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