自分に自信がない。
容姿も性格も特に褒められたこともないし、特に際立った個性があるわけじゃない。
そのせいか自分に自信が持てず、人と話す時もあまり目を合わせられないし、人目を気にして自信を持った行動が出来ない。
どうしたら自分の行動や言動に自信を持てるんだろう?
僕は悩みに悩みました。
そしていろんな本を読んでヒントを得て実践してきた結果、一つの答えに辿り着きました。
それは、頭で考える事と心で思う事を一致させることで自信は養われるということ。
『新・自分を磨く方法』に書かれていた言葉を引用すると、自信は守った約束の大きさではなく、数に比例するという事です。
自己肯定感を上げるには自分との約束を守った数を増やす
幸せな人は、頭と心と身体が一致している人だと思うんです。
自己肯定感の高い人は、自分の思っていることとやっていることが一致しているので、後悔とか嫉妬などが生まれにくいので、幸せを感じやすいんです。
そして自己肯定感の高い人は何をやっているかというと、自分との約束を守っているだけなんです。重要なのは”自分との約束“です。
・頭⇒理性
・心⇒感情
・身体⇒外に表現されるもの(行動・言動・立ち振る舞いなど)
この3つを一致させることが、自己肯定感をあげて自信を持って行動するためのカギになります。
あなたが休みの日に「平日全然掃除してないし、掃除しなきゃなー」と思っているとしましょう。
その時頭の中に、
・でも、面倒だなぁ〜
・時間がある時にしようかな〜
・やっぱ明日で良いかな〜
といった考えがよぎって結局掃除せず、後悔してしまったことはありませんか?
こうやって心で思ったことを頭で覆して、やらなかったことがモヤモヤとして残り続けます。
この時、心も「面倒だな~」という思いに納得してればいいんですけど、
心⇒ホントは掃除したかった
頭⇒面倒だからやらなかった
という状態になると、後悔が生まれたり、自分を責めたり、嫌な気持ちになったりするんですね。
こういった頭と心の矛盾が積み重なると、自分を責めたりしてだんだん自信を失っていくんですね。
まずは頭と心を一致させよう
「なかなか行動に移せないんですよ~」という話をよく聞きます。
僕も以前は「やっぱやめとこ」と後回しにしたり、自分の行動力の無さが嫌でした。
僕は「頭では面倒だな~」と思いながら行動に移せるほど、意志力も精神力も強くないで、やらなきゃいけないことでもなかなか行動に移せないでいました。
意志力や精神力を強化するんじゃなくて、頭と心を一致させる事で行動に移せるようになります。
本音が「掃除しなきゃな〜」だとしたら、頭で考えてる事を変える。
人間が唯一、他の動物と違うのは言葉を喋れることです。
動物は本能のままに行きますが、人間は理性があります。
この理性の部分が人間だけが持つ脳の領域なんだと思うんです。
・でも、面倒だなぁ〜
・時間がある時にしようかな〜
・やっぱ明日で良いかな〜
と、頭の中で考える事も全て言葉を使っているので、この言葉を変えます。
心と一致するように「さあ、掃除しよう」に変えるだけです。
そう、ホントにたったこれだけです。
【動ける時・できる時】心⇒〇頭⇒〇体⇒〇になりやすい
【動けない時・ためらってしまう時】心⇒〇頭⇒×体⇒×になりやすい
言葉は理性を持って変えられるので、言葉を心に合わせに行きます。
そうすることで、行動を促しやすくなります。
人間には一貫性の原理があります。
言ったことはやらないと気持ち悪いし、なんかわからないけど罪悪感を感じてしまうんです。
この罪悪感の積み重ねが、自信の無さに繋がってしまっているんですね。
僕も日常的に頭と心と体が一致しないで、小さな罪悪感を感じていたので段々自信を失ってしまうという負のループにはまっていました。
普段から頭と心と体がバラバラで矛盾したことをしているから、自分の思いを信じられなくなったり、自分の行動を不安に思ったりしてしまうんです。
本音と建て前がありますよね?
本音は心で思う事。
でも空気を読んだりして、頭で考えて言い回しを変えたり、ホントのことを言わなかったりしてますよね?
人とうまくやっていこうと思ったら、建て前も時には必要になるのかもしれませんが、建て前って言い方変えたらウソです。
自分にだけはウソつくのやめませんか?
心で○○したいなと思ったことを頭であれこれ否定せず、純粋にやる。自分の心にウソをつかないこの繰り返しが、自信を作ります。
頭がいい人ほど、瞬時に頭でいろいろ考えられるので、いろんなやらない理由を考えられるんですね。
行動力を上げるちょっとしたコツ
先ほど心に頭を一致させようという話をしました。
とっても小さな事ですが、行動力を上げる言い回しのコツがあります。
・「しなきゃな~」→義務感
・「したいな~」→好奇心
あなたはどちらが動きやすそうですか?
きっと多くの人は「したいな〜」の方がやる気が出ると思いませんか?
これまた小さな事ですが、「したいな〜」と最初はあえて独り言のように口に出してしまった方が効果的です。
コーチングの世界では、「have to~」じゃなく、「want to~」が推奨されます。
・have to⇒~しなければならない
・want to⇒~したい
目標を掲げる時もそうだし、達成に向かう時も「~する必要がある」だとワクワクしないですよね?
「~したい」の方が本音に感じませんか?
だから掃除1つとっても
「しなきゃな~」→義務感
「したいな~」→好奇心
頭で思う「しなきゃな~」をwant toの「したいな~」に強制的に言い換えてみると、行動力がアップします。
「そんなことで行動力が上がったら苦労しねえよ!」
とか思ってません?
ホントそんなことで変わるんです。
根拠のある自信は、行動の積み重ねで作られます。
「絶対できる」を10回って自分を鼓舞するというその場しのぎのやり方もありますが、それは中身が空っぽの一時的な自信です。
しっかりと中身のある根拠のある自信が自己肯定感と言えます。
自己肯定感を上げるには、頭と心と体の3つを一致させることが不可欠なんです。
心に浮かんだ純粋な「したい」に従うことが自分との約束を守るという事です。
そして、自分との約束を守った数に自信は比例するんです。
これまで覚えた数学や物理の法則を全部忘れてもいいので、この法則だけは覚えておいてください。
自己肯定感を上げるために、なにも大きな成果を上げなくていいんです。
いつもやっていることを頭で「~したい」とあえて思ってから行動に移すだけでも自己肯定感は育てられます。
・歯磨きしたい
・お風呂に入りたい
・ご飯を食べたい
・車に乗りたい
・仕事がしたい
・ちょっとあの人に聞きたい
毎日日常的にやっていることを「~したい」と思ってやってみて下さい。
僕はこれをやったことで、自分の言動に全然自信の無い状態を抜け出すことが出来ました。
そうは言っても「いや~続けられる自信ないよ」とか「忘れちゃうよ」という場合は、180日間メールで励ましてくれるクソ高いプログラムで自己肯定感向上トレーニングというものもありますw
まあこれは最後の手段だと思いましょうw
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