あがり症・赤面症・対人恐怖症・ADHD・HSP・視線恐怖症・うつ症状etc…
人生で精神的にツラい時期ってありますよね?
僕も2回のうつ経験から、「社会不適合者かもしれない…」
5回の転職経験から、「何をしても、最後までやりきれないんだ…」
全然女性に相手にされなかった時、「自分は女性に必要とされていないんだ…」
やりたい仕事もなく、情熱を持てるものを持てなかった時、「自分はなんてダメな人間なんだ。みんなは踏ん張って頑張ってるのに。俺は何のために生まれてきたんだろう?」
と、自分に自信もなく、未来に希望も持てなかった時期がありました。
人前での発表があると、あがり症で心臓が壊れそうなくらいドキドキするし逃げ出したいし、顔が真っ赤になっているのも自分で分かるほど。
口下手で人見知りで人と会うのを避けていたし、会社に入っても「みんなは周りと上手くやっていけるのに、なんで自分だけうまくやれないんだろう?」と悩んでいました。
そんな僕が紹介する『人生で精神的にツラい時の乗り越え方』を本とともに紹介します。
結論を先に言うと、いろいろな精神的な病(?)に対する心構えとして大事なことは、「まず知ること」です。
知って受け入れる。
この過程をすっ飛ばし、現実から目を背けると、事あるごとに繰り返しあなたを襲ってきて、あなたを悩ませることになります。
理由は簡単で、根本原因を取り除いていないからです。
原因が同じなら、結果は同じになります。
「同じことを繰り返して、違う結果を期待するのは狂っているとしか言いようがない」とアインシュタインのおじ様もおっしゃっていたようで、、、。
だから、始めは「克服しよう」とか「改善しよう」とか考えなくてもいいんです。
まずは、あなたが悩まされていることをきちんと理解しましょう。
そこからスタートです。
心を楽にする順序
心を楽にする時だけじゃなく、物事には順番があります。
①理解する
②選択する
③実践する
④検証する
新人研修など仕事の場合は、②の選択する余地がないように思えますが、やり方を教わって、その通りに「やるorやらない」という最後の選択は、自分で下しています。
みんな当たり前のように従うので、気づかないだけです。
結局、最後は「自分が何を選ぶか」です。
うまくいかない時のやるべきことはとてもシンプルです。
①受け入れる
②原因究明
③修正案を実践する
④検証する
心を楽にする第一段階は、理解することです。
理解するためにネットで調べるもよし、本を読むもよし。ということで、本を紹介します。
嫌われる勇気
あがり症・赤面症・対人恐怖症・視線恐怖症・うつ症状を全て包括して理解できるのが、このブログでも何度か紹介している嫌われる勇気です。
嫌われる勇気で広く一般に知られることになったアドラー心理学は、目的論という立場で考えます。
「○○という目的を達成するために、○○した」ということです。
この本の中でも紹介されている赤面症の女性。
アドラーは、赤面症にも目的があると言います。
詳しくは、本を読んでからのお楽しみですが、この女性が赤面症を持っている目的は”好意を持っている男性に思いを伝えないこと”だと言います。
相手の男性は、自分に好意があるかどうかわからない。
傷つく可能性もある。
赤面症を持っていることで、好意を伝えずに「もし、付き合えたら…」という可能性の中に生きられる。
○○症の根本は、恐怖や不安です。
高所恐怖症は、
「こんな高いところから落ちたら…」
「ガラスの床が抜け落ちたら…」
という頭の中で想像する恐怖に身体が反応するという仕組みです。
先入観や固定観念を入れずに、
・現実を直視する
・現実と向き合う
ことでしか、理解は出来ません。
手に取ってみるだけでも価値はありますよ。
HSPとADHD
専門家になるわけじゃないので、自分が読みやすそうと思った本で良いんです。
別に、難しい本を読むのが目的ではありません。
簡単な本でも
・ADHD(HSP)ってこういう特徴があるんだ
・だから俺は、これが苦手なんだ
・それを補うために、こうすればいいのか
ということが分かれば十分です。
僕自身は、今は内向型HSPなんだと分かったことで、
・無理に人に合わせる必要はない
・世の中の常識=正解ではない
・自分だけがおかしいわけじゃない
と、自分を責めていた要素を受け止められるようになりました。
自分と一生付き合っていくのは、自分なんで自己理解を深めることって大事だなって思います。
自分は、1人の時間を必要とするのに、リア充目指していつも大勢でいたら、心が疲弊して破綻します。
何にしても、まずは知ることです。
僕が大好きな漫画の主人公は、「無知は罪」とまで言ってますからね。
心を楽にする質問力
精神的に辛い時って、次のどちらかだと思います。
☑自分で自分を責めてしまっている
☑人から責められる
「前言ったこと覚えてる?」
ただ覚えてるかどうかの確認の質問ですが、怒りを混ぜると相手は責められているように感じると思いませんか?
同じ言葉でもしかめっ面で言うか、笑顔で言うかで、相手の受け取り方が変わってしまいます。
同じ言葉でも、人から責められているように感じる事があります。
劣等感を抱えている人は、ケンカ腰になったり、高圧的な態度をとることがあります。
相手を責める材料なのか、ただの疑問の確認か。
ちょっとしたニュアンスの違いですが、中身は大きく違います。
そして、これを自分に対してやってしまうと心を病んでいくんですね。
僕たちは、モノを考える時自分自身と対話します。
人は無意識を含め60,000回思考していると言われています。
自分自身との対話を、セルフトークといいます。
このセルフトークがものすごく大事です。
セルフトーク次第で病むこともあれば、流すことも出来るし、逆に自分を鼓舞することも出来ます。
このセルフトークの違いがマイナス思考とプラス思考と呼ばれるものです。
例えば、これからあなたが1,000人の前で何かしゃべらなきゃいけないとしたら、、、
①人前に出るんだから、緊張するものだよな
②うわっ!緊張してきた!頭が真っ白になったらどうしよう?
「人前は誰だって緊張するものだ」と知っていれば、緊張も含めて「そういうものだ」と受け入れられて、逆に緊張がほぐれる気がしませんか?
反対に②のように緊張することがいけないことのように思っていたら、どんどん緊張してきたり、不安が増してきませんか?
人の心は、何かあるたびに常に何かを考えます。
人にする質問も大事ですが、自分にする質問で自分を責めないようにしないと、マジで病んできます。
「病は気から」って真理だと思います。
そこで精神的に辛い時ほど、質問力を高めて欲しいなと思います。
個人的にノムさんの本は大好きなんですが、あなたが読みやすい本を1冊選んでみて下さい。
人をいい結果へ導くコーチングでは、質問力がかなり重要視されます。
まともに会話できる人なら、人は質問されたことに答えようとします。
例えば、勉強でも
「なんでそんな簡単な問題ができないの?」
「自分は、どのレベルの問題までわかっているのかな?」
「この問題を解くには、何が重要だと思う?」
質問の仕方で考える方向性は全く変わってきます。
質問力はトレーニング次第で、プラス思考に変わることも出来ますし、
自分がイライラすることも減るし、場の空気を悪くしないし、いいことだらけです。
質問力が乏しいと、怒りで支配しようとしてしまいます。
結果、信頼されない、好かれない、空気を悪くするなどの問題に悩まされるんですね。
僕も、自分への質問を変えてきたから精神的に病むことが無くなりました。
本当に辛い時は専門家に頼ろう
ここまでお話してきてアレなんですが、、、w
本当に辛いなら専門家のお世話になりましょう。
精神科とか心療内科を完全に否定はしませんが、オススメしない理由は、始めにお話したように根本原因を取り除かないと、同じ問題に悩まされるからです。
病院は基本的に対処療法です。
病気になる→薬で治すという場所です。
自分で治せない時はお医者さんに頼る必要がありますが、自分で治せるのに薬に頼るという発想が僕にはありません。
例えば、自分で風邪だと分かっていて安静にしていれば、自然と熱は1週間もあれば下がるし、体調は元に戻ります。
それなのに、わざわざ医者に行っても風邪薬をもらうだけというのが分かっているから行かないということです。
ホントに謎の体調不良とか、原因が分からなければ専門家に調べてもらいます。
原因が分かるだけでも、安心できますからね。
精神的な悩みも、自分で対処できないなら精神科や心療内科にかかる方がいい場合もあります。
基本的に、問題が起きた時は、根本原因を取り除かない限り解決しないということだけは確かです。
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