初めて猫を飼うんだけど、商品がピンキリでどれが無難なものなのか判断しかねてます…。
とはいえ、猫の健康も大事なので慎重に選択したい。
やっぱり高いエサを与えないといけないのかな?
初めて猫を飼う時の猫のエサって迷いますよね?
ネットにもホームセンターにも色とりどり(?)のドライフードが並べられています。
獣医師さんが絡んでるサイトはヒルズかロイヤルカナンなど、ペット先進国で製造されているものを薦められています。
品質はもちろん保証されているんでしょうが、一般人にはちょっと高いという印象です。
エサは継続的に買い続ける物なので、栄養はもちろん大事だけど、価格とのバランスも大事だと思うんですよ。
結論から言うと、市販されているものは販売したり商品化したりするための一定の基準を超えているので、どれでもOKです。
うちの猫は、ドライフード以外にも人間の食べているものも与えていたそうですが、この記事を執筆時点で20歳まで生きて、外に散歩に行ったり冷蔵庫の上に登ったりしていて、健康そうです。
どれでもOKなんていうと、迷ってしまうと思うので、これまで買ったエサの中で猫の食いつきも良くて、栄養、品質、価格のバランスが良いものを3つだけ紹介します。
コスパ+食いつきが良かったエサ3選
食いつきが良くて、値段もお手頃なものは以下の3つです。
・モンプチ
・CIAO
・キャラット
【おまけ】
・カルカン
1つめは、獣医師さん監修のサイトでもおすすめされていたモンプチです。
うちは3匹飼っているんですが、どの猫も食いつきが良かったですね。
袋の開け口がパチッとしまるので、湿気るのを防いでくれます。
ホームセンターだと600gで400円、1.3kgで800円くらいだったと思います(記憶があいまい)。
モンプチも十分コスパがいいんですが、猫が3匹になり、お財布にもっと優しい上に猫が喜びそうなものと思って買ったのが、ちゅ~るでお馴染みのCIAOのドライフード。
どの猫も引き寄せられてしまうちゅ~るを作っている会社のエサに間違いはないだろうと思ってたら、案の定食いつきが良かったですね。
1.5kgで600円くらいだったと思います。
味が3種類あって、お試しで100円の小さなやつもありました。
ただ、どこでも売っているわけじゃなくて、今のところカインズでしか見たことはありません…。
猫はおいしそうに食べてくれるんですが、モンプチのように袋をパチッと閉められるわけではないので、輪ゴムで止めてます。
そこは、改良を待とうかなと。
コーナンにはパッケージが違う別のシリーズが売ってたりもしました。
3つめは、安さだけならどこにも負けないであろうキャラットです。
どのホームセンターでも置いてあるし、何といっても安い。
後述しますが、栄養素的には他のエサに劣るものの、安さだけなら最強です。
500gの小分けになっているので、新鮮さ(?)が保ちやすいです。
うちの猫は3匹中2匹が元野良なのですが、野良時代はバクバク食べてましたよw
さらに野良猫が1匹住みついているんですが、野良さんにはキャラットを与えています。
キャラットから入るのが、うちの定例儀式のようです。
こちらは、ホームセンターで買ってしまったカルカン。
1.6kgで600円。
こちらも400×4袋の小分けになっています。
20歳になる老猫のウェットフードでもお世話になったカルカンさんなので、こちらも間違いないかなと思い、買ってしまいました。
人間の思いとして、おいしそうな物をいろいろ食べさせたい気持ちもあるのですが、コロコロ変えるのは猫の胃腸にはよろしくないみたいなので、新しいエサに切り替える時は少量混ぜながら、だんだん分量の割合を増やしていくのが理想らしいです。
3つ以外にも紹介したくなってしまい、結果4つになってしまいましたw
値段と量のバランスを以下にまとめました。
食いつきは保証済みです。
・モンプチ(1,200円/2kg,500円/600g)
・CIAO(600円/1.5kg)
・キャラット(600円/3kg)
・カルカン(600円/1.6kg)
ドライフード(総合栄養食)の選び方
ドライフード選びで気をつけるのは1点のみです。
たんぱく質
たったこれだけです。
まずは。
動物(人間も含め)は、一定量のたんぱく質を摂取すると満腹感を感じるそうです。
以前読んだ本の中に(どの本か忘れた…)、バッタにたんぱく質少なめのエサと多めのエサを与えた実験がありました。
たんぱく質少なめのエサを与えたバッタは大食いになり、たんぱく質多めのエサを与えたバッタは、エサを残すこともあったそうです。
何が分かったかというと、エサを食べた量は違ったけど、摂取したたんぱく質はほぼ同じだったというのです。
つまり、一定のたんぱく質量を摂取するまで食べ続けるのです。
この実験結果から、動物(人間も含め)は、必要なたんぱく質量を無意識的に知っているという結論を出しました。
同様の実験を人間にしても、結果は同じだったそうです。
たまに朝食をプロテインにしている人を見かけます。
そういう人は、朝はプロテイン1杯でも昼間であまりお腹すかないっぽいんです。
プロテインはタンパク質を多く含んでいるので、そういうことなのかなと。
人間もダイエットしたいなら、プロテインという名のたんぱく質の粉飲んで、脳を騙すのが良さそうですね。
室内で飼う猫は外猫に比べ移動範囲も限られるので、肥満になる可能性が高くなります。
本能のまま生きている動物は、お腹が減っていれば食べます。
人間のように、「昨日は焼肉を食べ過ぎたから、今日の朝食はフルーツジュースにしよう」という理性は働かないんです。
まあ、人間も「ビールを我慢しよう」とか「甘いものを我慢しよう」とか思っても、ホントに我慢できる岩のような意志力を持つ人は極少数だと思いますが…。
食べすぎを防止したいなら、たんぱく質が多いドライフードを選べばいいんです。
与える量はエサによって多少違いますが、袋のパッケージに書いてあるので、ご安心を。
1位・・・モンプチ(32%以上)
2位・・・カルカン(28%以上)
3位・・・CIAO(27%以上)
4位・・・キャラット(23.4%以上)
ちなみにペット先進国のAAFCO(米国飼料検査官協会)が定めるたんぱく質の最低限の基準値は、成猫で26.0%以上、子猫30%みたいです。
キャラットが脱落してしまいましたw
野良の場合は、他でも何か食ってるでしょうから(勝手な推測)、キャラットでいいかもしれません。
飼い猫の場合は、キャラットを除く上記3種類から選ぶと間違いないと思います。
マグネシウムは気にしなくていいの?
猫に多い病気の1つに尿石症があります。
マグネシウム過多は、尿路結石の原因になると言われています。
その一方、マグネシウムは必須ミネラルでキャットフードには0.04%のマグネシウムが含まれないといけないと定められています。
心臓や関節、血圧など、健康を維持するために大切な働きをするんです。
ふんわり調べると「マグネシウム=悪者」というイメージになります。
僕も、「マグネシウムの極力少ないエサを~」と思っていた時期もありました。
何らかの症状で動物病院に行き、「療法食以外を食べさせてはいけません。」と言われない限り、マグネシウムはそんなに気にしなくても良いみたいです。
市販されているエサは、猫の健康維持を考えられて作られています。
ほとんどのエサのマグネシウム含有量は0.12%です。
販売するためには、検査基準や定められている基準をクリアしているはずです。
心配なら、パッケージに「下部尿路に配慮しています」みたいなことが書かれているものを選べばいいでしょう。
あとは、猫は毛づくろいをする動物なので、「毛玉ケア」と書いてあると安心感も増します。
猫に与えてはいけないもの
猫を飼う上で知っておいた方がいいことが、実は食べさせた方がいいものより、猫に与えてはいけないものと、与えすぎてはいけないものです。
以下が、そのリストです。
・ネギ類
・チョコレート
・鶏の骨
・観葉植物
・その他アレルギー
・塩分の多いもの
塩分過多は心臓や腎臓疾患の原因になる。
・イカ・タコなどの魚介類、カニ・エビなどの甲殻類、貝類
下痢や嘔吐の原因になる。
・生卵
皮膚炎や成長不良をおこす可能性がある。加熱すれば問題ないそう。
・煮干し、海苔
マグネシウムの摂取過剰で尿路疾患をおこす可能性。
・米類
エネルギーに対し、ビタミンやミネラルが少ないので肥満になる可能性。
・レバー
ビタミンAやビタミンDが過剰になり、食欲不振や関節炎を引きおこす可能性。
詳しくは【獣医師監修】猫が食べてはいけないもの一覧 理由や注意点とともに解説をご覧ください。
まとめ
CIAOのドライフードは、Amazonなどネットだと家で買っているやつがなかったり、カインズ以外のホームページで見たことないので、手に入りやすさという点で3位にしました。
モンプチやカルカンのドライフードは、カーマ、コーナン、ペットショップ、Amazonでもだいたいどこでも手に入ると思いますので、お試しあれ。
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