学生時代からクラスでも居場所がないように感じて、いつも明るく、友達が沢山いそうな「周りから見た理想の人物像」になろうとしていませんか?
自分の内向的な部分は理解されず、
「甘えだ」「努力不足だ」
と言われることにウンザリしていませんか?
内向的な人の割合は全体の3割弱だと言われています。
ということは、学校・会社は外向的な人が住みやすいようなルールがしかれていたり、風潮があるということです。
そして、実際に出会う7割の人は外向的な人なので、そういう人たちが正しいと錯覚し、
「ああ…なんで自分はあの人達みたいに振る舞えないんだ…」
と自信を失ってしまいがちです。
そして、そのような陽キャ・リア充の人たちのキラキラ感に憧れを抱いてしまうこともあります。
僕自身人見知りだったんで、外向的な人を見て、もっと社交性をつけようと、いろんなオフ会や飲み会に参加していた時期もありました。
その結果、人見知りで苦しむことは無くなりましたが、思ったことは「自分じゃない誰かにはなれないな。」ということです。
内向的か外向的かって、生まれた時に決まっていて、後天的にどうにかなるモノじゃないみたいです。
だから、内向的な自分を無理矢理、外向的な誰かになろうとしなくていいんです。
世の中には、内向的な人と外向的な人が一定数いて、内向的な人の方が少数派という事実があるだけです。
そこに良いも悪いもないということです。
朝はご飯派かパン派かの違い程度だということです。
どちらが正しいということもありません。
ただ、世の中で良いとされることが、あまりにも外向的な人寄りのため、それを強要されると、内向的な人は生きづらいと感じてしまうんですね。
だから、内向的な人の特徴を知ってそれを活かすようにすれば、無理に陽キャにならなくても生きやすくなります。
実際僕は、外向的な人間に憧れ、外向的な人間のように振る舞おうとしていた時より、内向的な自分を受け入れて生きている今の方がストレスがほとんど無くなりました。
だから、あなたがまずすべきことは、自分を知ることです。
内向的な人の特徴を知ることです。
内向的な人の特徴
内向的か外向的という言葉は心理学者のユングおじさんによって大衆化されました。
外向的な人は、社交的、話好き、活発な振る舞いをする傾向があります。
でも、内向的な人がモロにそのように振舞おうとすると、どこか不自然だったり自分の中に違和感を抱きます。
内向的な人も、外向的な面を備えています。
だから、社交的な時、ついつい話しすぎてしまう時もあります。
ただ、どちらの傾向が強いかということです。
内向的な人のための本は結構ありますので、自分を理解するためにも最低1冊くらいは読んでおかないと、生きづらさを抱えたまま生きて
いくことになります。
『内向型を強みにする』の中に簡単なリストと30項目の自己診断テストがあります。
この記事では、簡単なリストの方を紹介します。
当てはまる項目が多いほどあなたは生まれながらの貴重な内向型人間というわけです。
□自分1人か、2・3人の親しい友達とくつろぐ方が好ましい
□深く付き合っている人だけを友達だと思っている
□たとえ楽しいことでも、外で何かした後は、休息をとる必要がある
□聞き役になることが多いが、自分にとって重要なテーマについてはたくさん話す
□無口で冷静に見え、観察するのが好きである
□話したり行動したりする前に、考えることが多い
□人前で、または、プレッシャーがかかった時に、頭が空っぽになったことがある
□せかされるのは好きではない
僕たちは、職場や学校で
・友達が多い
・明るく元気いっぱいで
・活動的
など、外向的であることを求められて生きてきました。
しかし、もうそんな期待に応えなくていいんです。
内向的な人は決して劣った人でもありませんし、変わり者でもありません。
ただの特性の違いです。
身長が高いか低いか、
目が一重か二重か、
唇が厚いか薄いか
といった、身体的特徴が違うのと何ら変わりありません。
だから、自信を持って生きていきましょう。
あなたの内向的な面を友達に否定されたかもしれない。
親に否定されたかもしれない。
世間的に批判されているように感じてるかもしれない。
でも、それは生まれつき内向型人間と外向型人間がいるということを知らないだけです。
だから一律のルールで縛ろうとするんです。
内向的な人は、外向的な人が作ったルール(大多数の意見)と違うルールで生きる必要があるんです。
外向的なルールに従えば従うほど、自由を失い、それが生きづらさという感覚になるんです。
内向的な人が生きづらさから解放されるためには?
内向的な人が生きづらく感じるのは、世の中の常識や風潮が、外向的な人に偏ったもので、みんながそれに従うのが正しいとされているからです。
絶対的なルールのように、
・友達は多い方がいい、1人でいる人間は寂しい
・休日は出かけるもので、引きこもっているのはおかしい
・人見知りより、初対面ですぐ仲良くなれる人の方が優れている
などと、プレッシャーをかけてきます。
でも、この前提を疑って欲しいんですね。
固定観念から解放されポイントは、「本当に?」と疑うことです。
僕たちは「疑う」と聞くと、罪悪感を持ってしまいます。
信じる=善
疑う=悪
だと教えられてきましたからね。
しかし、外向的な人が多くを占める世の中に渦巻く風潮を鵜呑みにしていたら、内向的な人はずっと生きづらいままです。
僕は、ただただ楽しいだけの飲み会には、行きたくありません。
それなら家で1人で本を読むか、YouTubeで学びになる動画の1本でも見てた方が、有意義な時間を過ごせたなと思って気分がいいです。
僕は1人を好むのに、何も考えずに周りの人たちのマネをした結果、2回のうつ症状に悩まされ、ストレスMAXの生活をしていました。
でも今、生きづらさを克服したのは、とにかく自分を知ろうとしたからです。
自分の特性を知って、受け入れて、それを活かすような生き方ができれば生きづらさとは無縁の生活を手に入れられます。
それには、世間体や周りの評価というものを捨てる覚悟も必要です。
でも、それを捨てられた時、内向的のままでも楽に生きられるようになります。
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