信号が青かどうかを自分で確認することなく、周りが進んだからブレーキペダルから足を離した。
そんな経験はありませんか?
または、そんな周りの車を見て、「なんで動き出すんだろう?」と思ったことはありませんか?
信号が赤なのに、周りにつられてブレーキを離してしまうという行動から読み取れることは、普段から自分がどうしたいかと関係なく、“周りがやっているから”という理由だけで行動している可能性が高いということです。
みんながやっているからという理由が危険な理由
みんながやっているからという一見、納得できる理論。
しかし、必ずしもみんながやっていることをやっていればいいかというと、現実はそうでもありません。
みんながやっていることと、個人的な幸せは関係がないからです。
・世間的に評価されている会社だから就職したい
・周りが結婚しはじめたから、結婚を考えねば
・親も教師も勧めるから、教師になろうか
信号が青に変わったかどうかに関係なく、周りが発進したからつられて発進するのは、上記のように自分の考えとは関係なく、世間体や周りの評価を気にしすぎてしまうことに繋がります。
テレビや広告で見れられる幸せ像
僕たちは小さいころから、テレビの中の世界に大きく影響されています。
特に、みんな大好きバラエティや、ワイドショー、ドラマの間のCMでは、大衆に向けてこんなメッセージを発していることが多いです。
「結婚したら幸せですよ!」
「この化粧品買ったら、こんなに綺麗になれますよ!」
「この車になったら、とても優雅な気持ちになれますよ!」
「商社や大手に努めるハイスペックは、こんないい生活が出来ますよ!」
直接的にはこんなことは言いませんが、ドラマに出てくる主演俳優は、すべからくイケメン&美女です。
化粧品のCMもスリムな美女。
車のCMもイケメン。
そんな世界を見るたびに、イケメンに生まれなかった自分を不幸だと錯覚することもあります。
美女には価値があると思い込み、その枠に入らない人を蔑む。
僕もそうですが、テレビっ子だった人たちはそんな実態とは違うイメージで世の中を見てしまっているかもしれないのです。
誰かにとっての幸せが、自分にとって幸せとは限らない
大手一部上場企業でバリバリ働くことだけが幸せではありません。
僕はどちらかというと、出来るだけ働きたくない側の人間なので、休みが少なかったり、残業当たり前の社風だと、疲弊してしまいます。
地元の中小企業だけど、完全週休二日(土日祝)で、そこそこ収入があって、残業なしでまったり働くのが合っている人もいるのです。
結婚することだけが幸せというわけではありません。
結婚しても3組に1組は離婚していたり、DVがあったり、不幸になる人もいるのです。
生涯独身でも幸せな人はいるのです。
釣りがめちゃくちゃ好きっていう人もいれば、あんなの何が楽しいの?っていう人もいて良いんです。
全てではありませんが、世間的なイメージによる、”こうなると幸せです”が、自分にとっての幸せに直結しないことも多々あるのです。
まとめ
周りに流されないためには、自分の中に判断基準がなければいけません。
そのためにはまずは、自分を知ること。
・自分が何してる時が楽しいのか?
・自分はどんな事に価値を置いているのか?
・過去に感動した体験は?
・自分は一人が好きなのか、大勢でワイワイするのが好きなのか?
・賑やかな場所が好きなのか、静かな場所を好むのか?
いろいろな質問をぶつけてみて、自分の価値観をある程度はっきりさせておくと、世間体とか人の評価とか気にならなくなりますよ。
人から評価されなくても、「自分が好きでこれを選んでいるんだ」と思えれば、人がどう言おうがどうでもいいのです。
とはいえ、周りの人を一切無視して自己中でいいんだと言っているわけではないので、そこは勘違いしないでいただきたい。
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