20代で貯金をせず、お金を全て交際費やカッコよく言えば自己投資にあてた場合と、コツコツ貯金した場合、30代になった時どちらが有意義に過ごせるのかな?
僕は20歳の頃から本や教材、人と会うことなどに自己投資してきました。
正確にいうと、”自己投資だと自分を納得させて”お金を使っていましたw
先に結論を言ってしまうと、僕みたいな凡人は自己投資も貯金もした方がいいです。
重要なのは、貯金と自己投資のどちらかに振り切ることなくバランスと目的を考えることです。
貯金+投資の理想的な割合は収入の25%です。
急に言われても「そんなの無理だよ~」と思うのも無理はありません。
25%がキツイと思うなら、まずは10%から始めるのもアリです。
貯金や自己投資は金額で考えるのではなく、割合で考えることが大事です。
手取り20万の25%と手取り30万の25%では、金額が変わってきます。
ムチャした方がカッコいいのかもしれませんが、それは破滅の道です。
僕は貯金せずに破滅していった組ですが…w
無理のない貯金と自己投資で人生の選択を広げていった方が、実際30代になった時に余裕のある暮らしが出来ます。
20代が自己投資をした方がいい理由
まずは自己投資をした方がいい理由です。
それは自分の視野と可能性を広げてくれるからです。
僕が新卒で入った会社の物静かで誰にも頼りにされていない先輩で、大卒3年目実家暮らしで貯金が600万あるという噂の人がいました。
話し方もボソボソ、僕も仕事上の連絡事項以外ほとんどしゃべったことはありませんでしたが、彼女もいないだろうな~と思えるくらい他の人達としゃべっている様子もありませんでした。
その人は現場監督をやっていたんですが、かといって仕事が出来るかというと全然できないと社内でも評判でした。
でもお金は持っていたんです。
貯金だけしていても、自分の見える世界を狭めてしまいます。
自分の世界の中だけで生きているので、人間的魅力というものもアップしません。
別に超絶仕事が出来たり、めちゃくちゃ人脈を広げたりする必要はありませんが、自分が困らなくなる対人スキルや実務能力を上げると生きるのも楽になります。
・社外の異業種の人の話を聞いてみたり
・自分とは全然違う人生を歩んできた人の話を聞く
・実用書を読んで自分の仕事に取り入れてみる
・お客さんが買いたくなるような心理を学んでみる
・女性はどんな人を求めているのか研究してみる
始めは自分の興味のあることで、自分がレベルアップできそうだなと思うところにお金をかけてみると良いと思います。
やっているうちにもっと知りたいことが増えて、興味の対象が広がってくる事もあります。
いろんなタイプの人とそれなりにうまくやっていきたいなら、
・知識の幅を広げるために全く興味のない本に目を通す
・YouTubeで倍速で聞き流す
という方法もあります。
自己投資といっても無料でやれることもありますので、その場合は時間を投資することになります。
必ずしもお金をかけなくてもいいのです。
1日は誰でも等しく24時間です。
その間に仕事もして、食事もして、寝てと、生命維持活動に必要な時間も割かなければいけません。
30代も半ばになった僕が言えることは、20代で自分で使える自由な時間をどう使ったかが30代で表れます。
ただただ感情に流されるだけの20代を送った人は、惰性でそのまま何も変わらない30代になります。
論理的に考えても、これだけは間違いないでしょう。
20代が貯金をした方がいい理由
次に20代が貯金もした方がいい理由です。
僕が感じる貯金の一番のメリットは、お金はメンタルの余裕や安定を生むことです。
お金がないと、ホントにメンタルが荒みます。
僕は昔から車が好きで、社会人になって同僚の影響でバイクにハマり、安月給なのに車とバイク2台持ちでした。
そうすると、マフラー替えてみたいなとか思うんですよ。
でもそう安いもんじゃありません。
で、ローンで買ってしまうんですよw
そうすると、毎月の支払いが待ってます。
お金貯まらないループに入ってしまうんです。
その頃、ネットワークビジネスもやってしまうわけですよ。
当時、今よりもっとバカで社会のことなんて何も知りませんでしたからね。
そんなこんなで、お金の使い方が下手くそすぎたせいで経験した借金生活から学んだことが『貯金は心の安定を生む』って事でした。
今になれば、車のパーツにお金をかけても自分には何も残らない事、内向的な僕にネットワークビジネスは一番不向きなこととかいろいろ分かるんですけど、当時は無知過ぎましたねw
貯金は他にも、何かやりたいことがあった時、今の仕事が嫌になった時に数か月収入が無くても生きていけるなど、万が一の備えにもなります。
「貯金はいくらあれば良いのか?」という疑問がありますよね。
お金を貯めるだけでは将来の不安は消えませんからね。
これくらいあればしばらく大丈夫というラインが無いと、ずっと不安なままです。
『ユダヤ人大富豪の教え』や『幸せな経済自由人の60の習慣』など幸せな小金持ちになる情報を発信され、数々のベストセラーを出版されている本田健さんや有名ミニマリストの方なども勧められている貯金の目標額は生活費の半年分です。
これもあなたの生活費によって変わってきますが、生活費が10万円の人なら60万。生活費が20万なら120万をまずは目標にしていけばいいんです。
「たったそれだけ?」と思うかもしれません。
貯金が半年分あれば、会社員が転職を考えたり万が一リストラされた時にも失業保険や再雇用手当を含めれば貯金は目減りしないでしょうし、「来月からどうしよ~」とお金で極端に困ることはありません。
生活費を出来るだけ抑える工夫をすれば、自己投資に回せるお金も増えますし、貯金目標額も少なくるので心に余裕も出るでしょう。
仮に手取り20万の25%を貯金+投資と考えれば、月5万です。
その中で3万円貯金に回すのであれば、生活費15万の半年分90万円たまるのに30か月かかります。
2年半ですね。
2年半で90万貯金ってなんだか少ないな~と思いがちですが、自己投資にも使っているので収入面で何らかの変化が出ていてもおかしくありません。
それに生活レベルをあげなければ、別に90万あればしばらくの生活は大丈夫なんです。
「貯金がないと不安…」と必要以上に不安を抱えてしまっている人で、「自分の1か月生活費が○○万円で、これくらいの貯金があれば何か月は生活が保障されるな」と明確に答えられる人は少ないと思います。
お金は何かを手に入れる手段なので、中には20代で2,000万貯金しましたと自慢げに語る人もいますが、貯めてるだけだと通帳の数字が増えているだけです。
貯金2,000万でも人間として魅力がなければ、人はついてきませんし女性からしたらいい金づるですよw
20代の貯金と自己投資の最適なバランスは?
「収入に対する貯金と自己投資の最適なバランスは貯金15%、自己投資10%です」
とか言っちゃった方が、あなたの心はスッキリするでしょう。
しかし、そこはあなたが今、自己投資優先なのか?
それとも半年分を早く貯めたいから貯金優先なのか?
これはあなたが決めて下さい。
僕は個人的には20代の頃を振り返ると有り金を自己投資という名目にして突っ込んでました。
しかし、貯金があった方が引っ越したいと思った時にすぐに移動できます。
転職したいと思った時に「この会社の給料日が月末で…次月の25日払いだから2か月分余裕ないと転職出来ないのか…」とか余計なことを考えて踏みとどまることも無くなると思えば、貯金も必要です。
貯金があれば、行動の自由度が広がるんです。
僕が仮に手取り20万だとしたら…
20×0.25=5万円
基本の設定を貯金2万、自己投資3万にするでしょうね。
先取りで2万円貯金しておいて、自己投資ってきっと変動するので「コレ」というものに出会わなければその月は貯金に回すみたいにして積立みたいにしておきます。
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