心豊かに生きるには何をするのがいいのか?
趣味もなく、仕事に没頭しがちだけど特別お金が欲しいとか出世したいとかではない。
しかも、それ自体を楽しめているのかも不明。
力を抜きすぎるとダメ人間になりそうで怖い。
だからと言って、休日に家でやることもない。
家族の関係がギクシャクしているわけでもなく、貧しいわけでもない。
恵まれている環境にいるはずなんだけど、自分でもビックリするくらい感情の起伏も欲も少ない。
「精神的に欠陥があるのかな?」と思ってしまうことが僕にもありました。
今となっては、
・感情の起伏が少ない=精神が安定している、自分で機嫌をとれる
・欲が少ない=無駄使いが少ない、倹約家
のようにプラスの面を見れるようになりましたが、以前はマイナス面ばかり見て1人で落ち込むこともありました。
今わりと幸福度が高い生活を送れているので、「人の心がないんじゃないか?」とまで悩んだ僕が、心豊かに生きるために意識的に改善した7つのことを紹介します。
心豊かに生きるためにした7つのこと
Weblioには、心豊かとは「精神的に余裕があるさま」とあります。
ちなみに「豊か」をコトバンクでは、
・満ち足りて不足のないさま。十分にあるさま
・経済的にゆとりのあるさま
・心や態度に余裕があって、落ち着いているさま
と意味づけられています。
これらを足すと、『経済的にも精神的にもゆとりがあり不足がない状態』と言えます。
貯金
僕は20代前半の頃、借金を返すために借金している自転車操業状態で、全然お金がありませんでした。
昼ご飯に100円のパンを買うかどうか30分悩んだあげく、買わないと選択するほど、めちゃくちゃ貧乏でした。
貧乏は心も貧しくなります。
常にお金に追われるんで、精神的に余裕が無くなるんですね。
「支払いは大丈夫か?」
「給料日まであと〇円で過ごさないといけない」
毎月毎月めちゃくちゃストレスなんですよ。
毎月給料日前にカツカツになる生活をしている人と、月5,000でも先取り貯金をしている人の精神状態は大きく違います。
僕は両方体験しているので、肌感覚でそう思います。
新卒の頃の自分の脳髄にぶち込んでやりたいですね。
少額でも「毎月積み上げている」という事実と、通帳の数字が心の余裕に繋がります。
自分の”心地いい”を大事にする
僕は以前は2DKに一人暮らししていて、1部屋が物置になるくらい、物に囲まれて生きていました。
それに雑貨屋さんとかドンキのあの所狭しと大量のものがあって、選び放題な感じが大好きだったんですが、今は所有するものの数を減らし、1つ1つの物の心地にこだわるようになりました。
服なら、着心地。
タオルや毛布の触り心地。
部屋や空間、人との居心地。
マットレスの寝心地。
100均の物も好きなんですが、「100均でいいや」とはならず、1つの物を選ぶにも結構時間をかけたりします。
心地も人によって感覚は違うと思うので、絶対的にこれがいいですよと断言はできませんが、ヒオリエのビッグフェイスタオルは風呂上がりの時間を贅沢にしてくれるので、毎日使っています。
目の前のことを味わう
僕たちは毎日をこなすことに精一杯で、スマホを片手に食事したり、仕事に追われてせかせか働いたりして、気がつけば寝る時間。
また次の日の朝が来る。
時間をゆったり過ごすことなく、とにかく注意力が散漫になっています。
現実的に僕たちが生きるのは、今目の前に流れるこの瞬間の時間しかありません。
1秒後には、今が過去になっているんです。
しかし、その目の前の瞬間さえ雑に生きてしまっている。
食事をじっくり味わって、よく噛んで食べるように、時間を味わえている人がどれだけいるでしょうか?
ゆっくり深呼吸してみたり、散歩してみたり、意識的にゆったり過ごすことを始めてみませんか?
時間を味わうコツとしては、いつもよりペースを落とすことです。
・休みの日にあえて予定を入れない
・一人暮らしだけど、あえて凝った料理に挑戦してみる
忙しいという字は、心を亡くすと書きます。
金八先生みたいになりましたが、「忙しい」「忙しい」と言っていると気づいたら1年たってたみたいなことになります。
3大欲求を満たす
食欲・性欲・睡眠欲の内、自分がどれが強いのか?
僕は、食欲<性欲<睡眠欲という感じだと思います。
寝不足で身体がだるいと、デートに行く気も無くなりますからね。
元中日の監督で現役時代は3度の三冠王という輝かしい実績をお持ちの落合博満氏も、「スランプの原因は、案外基礎的なことにある」と言って、食事や睡眠をあげてらっしゃいました。
食欲・性欲・睡眠欲は、マズローの人間の欲求の5段階では一番下位層にあたる本能的な欲求です。
その土台を満たして初めて、他の欲求が満たされるわけです。
マズローの欲求段階説⇒Wikipedia
足るを知る
中国の古典『老子』の足るを知る者は富む。
満足することを知っている者は、たとえ貧しくても精神的に豊かで、幸福であるということ。
仏教用語で少欲知足という言葉もあります。
こちらは欲を少なく、満足を知るという意味です。
どちらも満足を知るという点は共通しています。
僕たちが幸福を感じたり、心豊かに生きるためのヒントが満足を知ることなんだと思います。
その対極にある考えが、タラレバ。
「もっとお金があれば…」
「もっと時間があれば…」
「もっとイケメンに生まれれば…」
言い出したらキリが無いのがタラレバです。
この思考でいると、いくら稼いでも、どんなパートナーを見つけても、一生満足しない幸福度の下がる考え方であることは明白です。
僕も不満たらたらの時は、タラレバ思考でした。
「もっと都会に生まれていれば…」
「中学の時に野球を出来ていれば…」
でも、これだと一生心が豊かな生き方ができないのは簡単に想像できると思います。
経済的な豊かさは、人によって違います。
月10万円で暮らすミニマリストにとって経済的に豊かな状態と月収20万円で十分かもしれません。
高級車、高級時計、ブランド品など欲しいものが限りなくある人にとっては、月収100万でも豊かさを感じられないかもしれません。
ある研究では年収800万をピークに、それ以上年収が増えても幸福度はどこまでいっても横ばいだそうです。
自分自身にお金や時間を使う
平均利回り22%とも言われる、世界的投資家のウォーレン・バフェットさんも「最高の投資は自己投資」と言っています。
最大の資産はお金ではなく、自分です。
お金はもちろん大事です。
しかしお金は失っても取り戻せますが、命は失ったら取り戻せません。
自分とは一生付き合っていくので、自分という資産に課金してレベルアップやスキルアップをすれば必ずリターンがあります。
株式投資などは、損する場合がありますが自己投資は利回りがいくつになるかは分かりませんが、100%リターンのある世界で一番確実で安全な投資法です。
僕は多くのお金や時間を教材や本に使ってきました。
そのおかげでお金持ちではないにしろ、平和にそこそこ満足できる生活を手に入れることができました。
理想の自分を追いかける
「やりたい仕事がない」
僕もそんな1人でした。
中学生の時、高校を決める時「将来の夢を決めないと」と思い、なんとなく決めた車の整備士。
そんな理由で入った機械科も男子40人というクラスのむさ苦しさと、専門授業のつまらなさに3日で普通科に行けばよかったと後悔。
高校卒業後も働きたくないし、大学はそのまま行けば工学科か工業大学だったけど、なんかモテなそうなイメージだし、ダサいみたいな変な価値観があって、スポーツ系の専門学校。
なんかスポーツトレーナーとかなれるのかな~みたいな適当な進路決め。
「だってやりたい事なかったんだもん!」
なんとなく就職してからも、どの仕事もしっくりこない。
『転職の思考法』という本によると、やりたい事がある人はほんの一握りだそうです。
それより「自分のあり方」を考える方がいいんだとか。
・気遣いの出来る大人になりたい
・いつまでもモテるオジサンでいたい
・年下からも学べる謙虚な人間でいたい
僕のありたい姿のほんの一部ですが、こういうのはやりたいことよりスッと沢山出てきます。
こういったことは、可視化した方が自分の頭の中を確認できるので、ノートやスマホのメモに書き記すことをオススメします。
心豊かに生きるには【まとめ】
ここまで心豊かに生きるために意識的に改善した7つのことを紹介してきました。
ツラツラと書いたので、まとめておきます。
1.貯金
2.自分の”心地いい”を大事にする
3.目の前のことを味わう
4.3大欲求を満たす
5.足るを知る
6.自分自身にお金や時間を使う
7.理想の自分を追いかける
僕は1人で過ごすのが好きなのもあって、始めは簡単な心理学に関連する本を読んだりしていました。
頭の良さを表すIQの他に、心の知能指数を表すEQがあるというのも読書を通して知りました。
読書が苦手なら
・漫画版の簡単な本から始めてみるとか、
・本の要約YouTubeを聞き流してみるとか、
・自分の理想に近い生活をしている人のブログやSNSをフォローし追いかけてみる
などして、自分の理想に向かって”何かしている”という実感が持てれば、その行動によって心も満たされてくるんじゃないかと思います。
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