探し物って探している時には見つからないものですよね?
「そもそも片付けてないからじゃない?」
「物が多すぎて探す気にもなれないんだよ」
こういう声ももちろん一理あります。
無駄な物がたくさんある。
整理整頓されていない。
だから見つからないんだと。
そもそも使った後、毎回元通りに戻しておけば探し物自体が無くなるという話は置いておいて…。
探し物は探しているから見つからないんです。
探し物は探している時ではなく、忘れたころに日常のふとした瞬間に思いもよらぬところで見つかるものです。
輪ゴムを探していて、
「確かこの引き出しにしまっておいたはずなんだけどな~」
そう思って、面倒だけど100均とかで新しい輪ゴムを買ってきたその日に見つかったりした経験はありませんか?
自分探しはするものではなく向き合うもの
よく自分探しをすると言って、放浪の旅に出る人がいます。
そんな人の表面だけを見て、たくさん旅行に行けば本当の自分を見つけられるかもって誤解する人がいます。
僕もそんな一人でしたw
フィリピンのセブ島に行った際、みんなお金は無さそうなのに楽しそうだったり、文化が違うな~とか、いろんな場面には出くわすんですが、それで本当の自分が見つかるわけもありません。
放浪の旅に出る人は表向きには旅をしているんですけど、自分自身の感情や思想と向き合っているんですね。
知らない国で文化の壁、言葉の壁にぶつかりながらも、一人で試行錯誤したり自分と向き合う時間がたくさんあるから、何かに気づき一念発起して何かを成し遂げる人が出てきたりするんです。
大事なことは、自分自身と向き合うことなんですね。
そして、そのための時間を確保すること。
その手段が、一人旅に出ることだったというだけの話です。
一人旅に出ないと、自分と向き合えないわけではありません。
ほとんどの人は仕事+残業、家事、育児など、一日の時間の大半を忙しく過ごしています。
社会人になってから、暇を持て余したことがある人がどれほどいるでしょう?
忙しすぎて自分に向き合う時間を確保できていないから、いつまで経っても自分の価値観や本当に大事にしたいことが分からずに、他人の価値観に乗っかってしんどくなる。
旅に出ずとも、日常生活で感じる自分の感情にもっと目を向けてやることはできるはずです。
イライラすることは、才能の源泉と言われます。
イライラすることは、自分ならもっとうまく出来たり、効率よく出来ることです。
自分と向き合って、無駄をそぎ落として残ったものが自分の信念だったり、大事にしたい価値観なんじゃないでしょうか?
願っている状態を続けている限り、手に入れられない
・幸せになりたい
・自信を持ちたい
・いい相手を見つけたい
こう願う人は多くいます。
僕も、一時期引き寄せの法則なるものを本気で信じていました。
まるっきりウソというわけではなく、一部では信じている部分もあります。
いくら正しい方法論を学んでも、自分自身のやる気とか、「やりたい」という好奇心がない限り、何も動き出しません。
それと同じように、「こうなりたい」と理想持たない限り、理想に近づくことはありません。
ただ、なりたいと願っているうちは、裏を返すとまだなれていないということです。
プロ野球選手がプロ野球選手になりたいとは言わないですよね??
テレビに出ている芸能人が「夢は芸能人です」とか言わないですよね??
ここで一番しっくりくるのは、ローランドさんの「自信を持ちたいなら、自信があるフリをしてみよう」です。
自信を持ちたいなら、すでに自信がある人のように振る舞う。
幸せになりたいなら、幸せそうな人の言動や行動を真似てみる。
理想の女性を手に入れたいなら、美人な彼女を連れている友達がやっている身なりやコミュニケーションを研究してみる。
そうなりたいなら、俳優にでもなったつもりで、すでにそうなった自分を演じてみる。
そうやって始めはフリだったものが、徐々に体にしみ込んで馴染んでいって、自分の一部になるんです。
始めは、照れや違和感があったりします。
今までと違うことをやるんですから違和感があって当然です。
今まで右手で箸を持っていたのを今日から左手に持ち帰るようなものなんですから。
ただ1つ分かっていることは、”なりたい”と願っていて行動を伴わない限り、それは一生夢で終わるということです。
探し物が見つかるタイミングって、がむしゃらに探して行動量の多さで見つかるか、記憶を辿って仮説を立てて見つけるか、全く探していないタイミングに見つかるかの3つくらいじゃないですか?
そう考えると、理論に基づいて仮説と検証(行動)を繰り返す。
そして、その時間を確保するというのが、自分の理想像に近づく方法ということになります。
コメント