内向的な人間は劣っているのでしょうか?
外向的(社交的)な人間と内向的な人間と比べた場合、外向的な人間の方が優れているし、人生がうまく回るんじゃないかと思いますよね?
僕も以前は悩みのスパイラルにはまり、悩まなくてもいいことに延々と悩み続けていました。
外向的な人になろうとして、幸福を感じられませんでした。
しかし、今では自分は内向的な人間なんだと自覚し、それなりに楽しくやっています。
だからこそ、外向的な人より”劣っている”と感じているあなたに、内向的な人が強みを活かし幸福度を感じるために必要な3つのことを伝えたいと思います。
内向的な人は外向的な人より劣っているわけではない
始めに知っておいて欲しいことは、内向的とか外向的というのはその人の持つ特徴であって、どちらが良くてどちらが悪いというわけではありません。
誰もが持つ内向性と外向性が、生まれつきどちらの傾向が強いかというだけのことです。
つまり、内向的な人は外向的な人より劣っているわけでは無いし、外向的な人は内向的な人より優れているわけでは無いという事はハッキリさせておきます。
世の中のバランスとして、3:7くらいで外向的な人の方が多いんです。
多数派である外向的な人に世の中のルールが偏っているので、内向的は居心地が良くないだけなんです。
日本は特に同調圧力が強いと言われるので、人と違うことをおかしいと思う傾向にあります。
会議とかでみんなが賛成している中、自分だけ意見が違うと不安になりますよね?
僕たちは何も意識しないと、多数派が正しいと思ってしまいがちなんです。
エスカレーターは「関西では左を空ける」「関東では右を空ける」のが常識とされています。
そして、それと逆の行動を取る人を常識のない人のように思っていますが、どっちを空けるかなんて正直どっちでもいいんです。
むしろみんなが横二列に並んだ方が、片側エスカレーター待ちの行列は解消されるかもしれないのです。
多数派は正しいようにも見えますが、地域が変われば多数派が逆方向に移動してしまうこともあり得ます。
日本と世界の常識が違うように、場所が変われば今まで多数派だったのに、少数派に転じてしまうんです。
こうなると「多数派=正しい」という公式は崩れてしまいますよね?
僕も内向的な人間の一人なので外向的な人間になろうとしてきました。
でも、内向的というのは劣っているわけじゃないと知ったことで生きづらさを感じにくくなりましたね。
内向的な人と外向的な人はバスケとサッカーくらい違う
内向的な人と外向的な人は強みも得意も全く違います。
休息の仕方も全然違う人間なんです。
一例をあげると、外向的な人は人と会うことで心を充電できるのに対し、内向的な人は一人の時間に心を充電するんです。
だから、社会の常識に従って「人脈広げなきゃ」とか「残業バリバリして稼ごう」とかしてると段々疲れてくるんですよね。
同じドリブルでもバスケは手を使うけど、サッカーで手使ったら反則。
スポーツというくくりでは同じだけど、ルールは全然違う。
バスケはファウル受けながら3P決めて、フリースローも決めれば3点+1点で4点入るけど、サッカーはファウル受けながらゴール決めても0点。
だから外向的な人が多い世界で、外向的な人のルールに従っても、内向的が不利な戦いを強いられるのは当然なんですよね。
サッカーなら負けないのに、無理矢理バスケのルールで参加させられてるようなもん。
だから自分は劣ってるように錯覚してしまう。
こんな感じなんです。
内向的な人がのびのびと楽しく生きていくためには3つの事に気をつけると幸福度が上がります。
周りと比べない
この世の常識だの当たり前は、外向的な人が生きやすいように作られています。
だから、一度常識とやらを疑い、「なぜ?」という問いを持って自分の頭で考えて、一般の価値観に惑わされないことが大切です。
僕は友達がいないに等しいですが、しっかりと幸福は感じられます。
友達が多くてスケジュールが埋まってるのが幸せなようにも思えますが、僕にとってはストレスでしかありません。
同窓会に行ったことは1回もありません。
2回断ったら案内も来なくなりましたw
引っ越した時に住所を知らせてないということもありますが…。
僕は35歳時点で、結婚式も1回しか参列したことはありませんでした。
妻がバツイチ子持ちだった事もあり、自分たちの結婚式もやっていません。
周りのルールに合わせるより、自分がどう考えても納得いかないものには中指を突き立てるくらい尖った生き方でもいいのかなと思います。
「周りがそうしているから」というのは完全に思考停止です。
それで幸せならいいんですが、そうじゃないなら自分にとって心地いい生き方を模索した方が、後悔がありません。
僕たちは学校教育や社会の同調圧力で、「周りと一緒じゃなければいけない」という価値観を植え付けられていますが、本来人間は生まれながらに違う遺伝子を持った1人1人違う生命体です。
だから周りと違っていいんです。
なんでも同じである必要などないんです。
自分だけの幸せを大切にする
僕は引きこもり体質ですが、どこかに出かけなくても家の中だけで十分楽しいんです。
休日は友達と一緒にランチとか、毎週土日続けてたら休んだ気がしません。
一時期マッチングアプリで女性を攻略しようと3つ掛け持ちでやっていたこともありますが、生粋の遊び人にはなれませんでしたね。
朝はゆっくり起きて、自分のペースを守りつつ、Amazonプライムで映画を観たり、本を読んだりしていた方が好きなんです。
だからデートの誘いを「用事がある」と断って、実は家でゴロゴロしてましたなんてことも良くやってましたw
人と比べることなく、自分の好きを大切にする方が幸福度は高くなります。
マイホーム、ブランド品、高級車など、外から見れば幸せそうに見えても自分が幸せじゃなきゃ意味なくないですか?
長所に目を向ける
始めの方に3:7と言ったように、内向的な人は数の上で少数派なので、自分がズレているんじゃないか、みんなのように出来ない自分は劣っているんじゃないかと思ってしまいがちです。
ですが、バスケとサッカーのように活かせる長所が違うだけです。
めちゃくちゃキック力があってもバスケでは役に立ちません。
バスケで流れるような華麗なドリブルが出来ても、サッカーをやる時にはクソほど役に立ちません。
同じ競技の中でも、ポジションがあるように適材適所というものがあるんです。
しかし、社会はたった1つの正しいルールがあるかのように、あなたにプレッシャーをかけてきます。
生きづらい世の中と言われるのは、1つのルールに縛られているからだと思います。
バレンタインのチョコの数は人気度を表す指標にはなるかもしれませんが、人間的な価値を表すものではありません。
雑談が好きな人もいれば、雑談が嫌いな人もいます。
僕は雑談はいいから要件や目的を伝えて欲しいと思うことが多々あります。
要件だけをサクサク伝えて欲しい人には僕は会うでしょうが、雑談を交えながら話をしたい人にとっては僕は役不足でしょう。
自分の長所に目を向けて、自分が求められる場所、役に立てる場所、居心地のいい場所にいる時、幸福度は増します。
反対に自分の短所が目立ってしまう場所や自分が短所ばかりに目を向けていると幸福度は著しく下がります。
内向的な人は強みを知って自分を取り戻すと幸福感を得る
ここまで読んできて、内向的な人は少数派で、外向的な人と同じルールで戦わなくていいということが分かったと思います。
最後に当記事をまとめます。
1.周りと比べない
2.自分だけの楽しみを大切にする
3.長所に目を向ける
内向的な自分を外向的な人のルールに当てはめて短所を見て生きるのか、内向的な自分の理解に努めて長所を見て生きるのかはあなたが決められるんです。
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