テレビや照明のスイッチをこまめに消したところで、金額的に大きな節電にはならないから、ほとんど効果はないんじゃない?
こう思ったことはありませんか?
それ、正解ですw
テレビや照明などの電気機器を1時間使わないからと切ったところで、1回当たり数円~数十円の節約にはなります。
しかし、もっと大きな節約効果を期待するなら、今より2万円安いアパートに住むとか、月,2000円で使える格安SIMに変える方が大きな効果が得られます。
では、なぜこまめに電気を消すことがそんな大事なのか?
テレビや照明のスイッチを消す真の目的は、節電意識や節電習慣を身体と脳に染み込ませる事により、生活全体の非効率な無駄を省くためです。
“塵も積もれば山となる”で数円、数十円の節約が目的なのではなく、もっと仕事やプライベート全体に影響を及ぼす思考力が身につくのです。
節電を考えると思考力が身につくのはなぜ?
テレビや照明のスイッチをこまめに消したところで、金額的に大きな節電にはならないから、ほとんど効果はないんじゃない?
こうやって、「それって何のため?」とか、「ほんとに意味あるの?」と、何かに疑問を持って考えること自体が素晴らしいですよね。
観察してみればわかりますが、節電意識の低い人ほど一般的に悪習慣と言われる要素を持っている人が多く、生活全体に無駄が多いです。
・部屋に物の多い
・片付けられない
・しばらく使わない部屋やトイレの電気はつけっぱなし
・物は出したら出しっぱなし
・洗い物が終わっても、周囲がベタベタ
・料理をしたフライパンを水にもつけず、食べ終わって洗い物にとりかかるまでそのまま放置
・使った椅子を出しっぱなし
一つ一つはとっても小さなことですが、一緒に生活する人がこうだと誰かのストレス源になると思いませんか?
小さなことを気にしないということは、嫌われる要素をたくさん持っているということです。
家族、夫婦、友達同士でも、ケンカの原因や相手を嫌いになる理由は、ほんの些細なきっかけがほとんどです。
節約とか節電をする際には、
「電気ストーブとエアコンってどっちの方が安いんだろう?」とか、
「テレビって録画機能ついてるから、画面消しても完全にオフになってるわけじゃないよね?」とか
絶対に考えるんです。
だから”テレビや照明のスイッチをこまめに消す行為それ自体が大事と言うよりも、
日々「これって本当に意味があるの?」とか、「今までやってた〇〇って無駄なんじゃないの?」みたいな、そんな小さなこと考える習慣が生活全体をより良くしてくれるんです。
それが拡大していくと、
「実は今の収入で生活レベルを落とさずに貯金増やす方法があるんじゃない?」とか、
「お風呂に入る時、浴室の電気か洗面所の電気片方だけついてればよくね?」とか、
今まで当たり前にやっていた無駄に気づくことも出来ます。
ジムに通うとか、ダイエットするとか、最初は威勢よくトレーニングウェアや器具を買うんだけど、続かなかった経験はありませんか?
一度こういう経験をすると、「次はとりあえず始めてみて、1か月続いたら良いものを揃えてみよう」と考えることが出来ます。
これを支えているのが、自分の特性やクセを知ることだったり、想像力や未来予測、論理的思考など考える(思考する)ことです。
思考力が乏しいと、何度も同じ失敗を繰り返すことになるんです。
“ドアを開けたら閉める”という事が身体に染み付いていると、エアコンのついている部屋からついていない部屋に移動したとしても、エアコンのロスを最小限に抑えられます。
暖房の場合は室温が下がると、エアコンがそれを感知して設定温度まで室温を上げようと勝手に頑張ってしまうので、余計な電気を使うことになるんですね。
照明をつけっぱなしにしても電気代自体は微々たるものだけど、人のいない部屋の照明は必ず消すという小さな行動の積み重ねが他の面でも活きるんです。
断捨離でも同じことが言えるんですが、
・いるorいらない
・使うor使わない
・残すor残さない
という判断を何回も繰り返します。
そうやっているうちに、知らず知らずのうちに思考力や想像力が身についてくるんです。
「これ欲しい!」っていう服を見つけても「今衝動的に欲しいと思ったけど、これ来年も着るかな?」と考えることも出来ます。
「とりあえず2週間待ってみよう。それでも欲しい時は買おう!」と考えることも出来ます。
まとめ
節電にしても、断捨離にしても目の前の判断の一つ一つの判断が生活全体に大きな影響を与えます。
日々の小さな出来事に日常的に脳みそを使う人と、小さいころに何の疑問も持たずに身につけた習慣を今まで通りこなす人とでは、1年3年5年…と中長期的にみても、圧倒的に思考力に差がつくと思いませんか?
・小さな問題をなおざりにする人に、大きな問題を任せることはできません。
・同じことを繰り返しておきながら、異なる結果を期待するとは、きっと頭がどうにかしているのでしょう。
・特殊な知識を身につけることより、主体的に考えて判断する能力を養うほうがはるかに重要だと思います。
引用:アインシュタインの言葉
アインシュタインはこうも言っているようです。
重要なのは、疑問を持ち続けること。知的好奇心は、それ自体に存在意義があるものだ。
凡人は天才にはなれなくても、歴史に名を遺す天才が考えたことを借りることはいくらだって出来るんです。
余談ですが…
・ホウレンソウ禁止
・残業禁止
・年間休日140日+有給40日
など、日本一幸せな会社を作ったとされる未来工業創業者の山田昭男さんも「常に考える」ことを大事にされた方だったようですね。
そして、山田さん自身も自称ケチであり、社長室の電気はつけられないようにテープが貼ってあったとか…。
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