考えすぎで、疲れやすい。
いつも元気が出ない状態になってしまっている。
相手の望んでいるであろう自分を無意識に演じてしまいいつも気疲れしてしまう。
僕も以前は、このような感じで仕事や出掛けた後は、ドッと疲れて数少ない友人の誘いを断って、家の中に引きこもっていたので、あなたの気持ちは痛いほどわかります。
他の人よりも、元気の容量というか、エネルギーが少ないような気がしていませんか?
結論から言うと、「五感への刺激を最小限に減らす」ことで、エネルギーの消費量を減らすことができます。
もしかしたら、あなたはHSPor内向型人間なのかもしれません。
情報を断捨離すると、疲れにくくなる
僕は20代半ばで、断捨離に出会いました。
2DKに一人暮らししていたんですが、1部屋が物置と化していたこともあり、家賃の安い1ルームに引っ越しました。2DK⇒1ルームなので、面積が狭くなるのもあってダイニングテーブル、
ベッド、ソファなど8割くらいのモノを処分しました。
ちょうどその頃、夢をかなえるゾウという本を読んでテレビも捨てました。
モノが減るということは、視覚情報が減るということです。
いつも何気なくつけていたテレビがなくなるということは、音がなくなる。
そうなると、聴覚から入ってくる情報が大幅にカットされます。
僕は、疲れにくくするために断捨離したわけじゃなく、こうやってブログを書いたりするための、誘惑物を取り除き、集中できる環境を作るために断捨離を始めました。
結果的に、目や耳から入ってくる情報や耳から入ってくる情報を大幅にカットすることで、その頃から疲れにくい身体を手に入れました。
人間関係の断捨離については、下記の記事をご査収ください。
『「繊細さん」の本』で紹介されている五感別刺激の予防法
これはHSPの人向けに書かれた本ですが、五感別の刺激回避法が書かれていて参考になったんで、紹介します。
僕は以前から五感への刺激にも注意を払っていたので、たまたま以前から実践していたことは、赤字にしています。
視覚
・メガネやコンタクトの度を落とす
・サングラスをする
・伊達メガネをかける
・縁の太いメガネをつけて「ここだけ見ればいい」と、見る範囲を決める
メガネやコンタクトの度を落としたきっかけは、見え過ぎて目が疲れることでした。
片目ずつでも、1.2~1.5くらい見えていたので、くっきりはっきり見える状態ですね。
目に関する本を読んでいた時に、0.7~0.8くらいに合わせた方が、「目が疲れにくくなる」みたいなことが書いてあったんだと思います。
0.7~0.8でも運転できるし、生活に困りません。
僕は裸眼で0.05くらいしかありませんので、裸眼だと全部がぼんやりしか見えず、情報が極端に減ります。
正月とかにやってる「格付けチェック」って見てます?
目隠しをして食べ物を当てる2択。
普段いいモノを食べていそうな芸能人にもハズす人がいるように、人は食べ物でさえ目から情報を得ているところがあります。
断捨離でモノの数自体を減らすこともそうですが、視覚からの情報を減らすことで、大幅にエネルギーの消費量を減らすことが出来ます。
聴覚
・ノイズキャンセリングイヤホンをする
・耳栓をする
・イヤホンで心地よい音楽を聴く
僕は寝る時、耳栓をしていた時期がありました。
結婚してから、子供と妻が喋っていたり、寝る時にテレビの音が漏れ聞こえていたりしたら、迷わず耳栓をしています。
熟睡するためには、真っ暗な環境がいいらしいです。
だから、カーテンを閉めて、電気を真っ暗にして、アイマスクをして、耳栓をするということを徹底していました。
ただ人によっては、耳栓をすることで、それが気になって寝れないかもしれません。
だから、寝室には空気清浄機など、少しでも音の出るものを置かないといった工夫もしてみて下さい。
音に敏感に反応しがちなら、電車の中や街中でも耳栓はオススメです。
ノイズが消えて、快適ですよ。
ノイズで言えば、
・やかましい人
・声の大きい人
・独り言の多い人
を遠ざけるのも一つの手です。
エナジーバンパイアや世話好き、自分の頭で考えられない人は、ノイズになり得るんです。
独り言は無視していても、音が耳に入ってくるので、ずっとその環境にさらされているだけでエネルギーを消耗していきます。
触覚
・肌の露出を減らす
・心地よい素材で肌を覆う
・明るい色の服やお守りを身につける
僕は、風呂上りに肌触りのいいバスタオルで身体を覆われている時に幸せを感じます。
今は今治タオルを使っていますが、密かにヒオリエのビッグフェイスタオルを狙っています。
毛布やTシャツなど、肌に直接触れるものにこだわると、それを着るだけで良い気分になれます。
嗅覚
・マスクをする
・好きな香りのハンドクリームや香水、ヘアワックスをつける
・アロマペンダントをつける
本ではこのように紹介されてるんですが、僕自身は汗っかきだからマスクはしたくないし、香水とかの人工的な香りは苦手です。
昔、友達の家の車に乗った時、芳香剤で酔ったことがあります。
それは、匂いがキツ過ぎたのかもしれませんが、友達家族は平然と乗ってましたからねw
僕は、畳とかヒノキとか自然の香りが好きですね。
だから、お香も昔はオシャレ感を出すためだけに使ってましたw
味覚
・刺激の強い食べ物を避ける
僕は健康オタクじゃ人ですけど、ファーストフードやカップラーメンは、ほぼ食べないです。
極力、添加物は避けた方が良いんでしょうが、僕の場合は自然とです。
キッカケは、「金持ちになりたい!」って20代前半の頃に思った時に、ある起業家さんに「お金持ちになりたいなら、お金持ちと同じ行動をするといいよ。」と聞いたことです。
その人のマネをして、吉野家とか庶民の見方みたいなお店を避けてたら、そのうち自然と行かなくなりましたね。
あとは、僕が異常かもしれないんですが、ハンバーグに何もかけずに食べたり、ゆで卵も塩はかけません。
さすがに、千切りのキャベツをそのまま食べることはありませんが、できるだけ素材の味をそのまま食べたいと思ってます。
だから、おばあちゃんが作ったような優しい煮物の味が大好きだったりします。
五感への刺激について、紹介してきましたが、これまで当たり前にやっていたことを一度疑って、意識的に排除する実験をするといいですよ。
僕がテレビを捨てた時なんかは、最初はやっぱり今まであった音が無くなってシーンとなるんで、寂しさがあるんですけど、しばらくしたら無音の方が時間がゆっくりにも感じられるし、快適なことに気づきました。
一度実験的に採用してみて、再度どちらにするか選ぶというスタイルがおすすめです。
脳は物凄いスピードで情報を処理している
脳は、常に五感から入ってくる情報を処理していて、1日中五感からの刺激を全部処理すると、死ぬと言われています。
さらに、人間の疲れは身体の疲れより、精神的な疲れの方がこたえます。
身体の疲れは、休憩したり寝れば回復します。
でもうつっぽい時は、寝てもスッキリしないとか、1日休んでも休んだ気がしないってことが起きます。
僕たちは、身体を休めようとはしますが、なかなか心を休めようとはしないんですね。
現代人が一番休めるべきなのは、心なのに。
僕は、モノを断捨離して、自分からエネルギーを奪うものを排除したことで、心の整理も出来るようになったと思っています。
脳は、寝ている間に情報を整理していると言われます。
だから、昼ご飯を食べて頭がボーっとしている時は、いさぎよく昼寝すると、頭がスッキリして午前中と同じテンションで仕事できたりするんです。
モノを整理する時は、少ない方が早く終わりますし整理しやすいですよね?
時間が余って、ちょっと休憩出来たりとかして。
でも、寝ている間に整理が追いつかないほどの情報量が、脳に散らばっていたらどうなるか?
スッキリしないまま起きて、また大量の情報を取り込んで、整理しきれない日が積み重なっていく。
寝ても寝ても疲れがとれない時は、こういった状態に陥っているんだと思います。
だから、五感から入ってくる情報を遮断するという考え方が大事なんです。
僕たちは、何気なく生活していても、街中の看板、人の声、混雑する駅の人影、帰宅ラッシュの行き交う車や照明など、多くの情報に触れています。
それが、心地よい情報なら良いんですが、自分にとってノイズなら、知らず知らずの内に、エネルギーを奪われていることになるんです。
だから、疲れやすいと感じているなら、五感から入ってくる情報の断捨離をした方がいいですよ。
疲れやすい理由を知るだけでいい。自分を責めなくても
考えすぎで、疲れやすい。
いつも元気が出ない状態になってしまっている。
このように考えてしまう人は、真面目で優しい人が多いです。
だから、「こんな自分じゃダメだ。」と自分を責めてしまいがちなんですが、責めなくてOKです。
「なぜ考えてしまうのか?」
「なぜ疲れてしまうのか?」
「なぜ元気がないのか?」
これらを理解するだけでいいんです。
「自分ではコントロール出来ないことを、考えていたんだな。」
「自分を刺激の多い環境に置いていて、ストレスがかかってたんだな。」
「そういえば、最近同じ毎日の繰り返しだからかな。」
改善や克服を考える前に、原因を理解するだけでいいんです。
そこで、「良い」「悪い」という判断をしない。
まずは、”疲れやすい”という事実を受け止める。
それから、理由や原因を考える。
原因が分かれば、それを取り除くように努める。
判断するから、ポジティブにもネガティブにもなるんです。
判断するから、心が不安定になります。
事実だけを受け取れば、心はフラットになります。
自分を責めすぎない方がいいですよ。
疲れるってことは、十分頑張っている紛れもない証拠なんですから。
コメント